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正直、月曜日から、自分は哀愁の中に沈んでいる。濃くないけど、その悲しい気持ちは確かに自分の中に漂っている。この気持ちは妻に言ってない。珍しいことだ。何でも話し合う僕らにとっては。話したいけど、どんな風に話すのがわからない。
坂井さんは急死したニュースが急に目に入った時、ショックだったけど、哀愁そのものはまだ生じていなかった。関連するニュースを見ているうちに、心はなんとなく沈んでいく。
僕はもうアイドル崇拝の年ではない。いまの気持ちは、長い年月を亘って付き合ってきた友達は急になくなった、と似たものなんです。15年間、彼女の歌声はよく耳にしてきた。ミスチル以外、僕の中の二番目と言えるかもしれない。そしていま、歌声は残っているけど、人はもうすでに逝っていた。
坂井さんは静かな人。普通な人。優しそうな人。
幾つかの証言は以下の通り。
テレビ朝日制作1部・山本隆夫部長:「可愛い、はにかみやさんという印象だった。エンディングでテレビカメラが寄っていった時、ほかの出演者が元気よく手を振っている中、1人照れていた表情が思い出される。」
フジテレビの「サウンドアリーナ」関係者:「すべての番組にノーメークで登場。出番前 はスタジオ前の廊下にある社員用のお茶を飲むなど。なんの注文もない、本当に普通の女性だった。」
倉木麻衣も似た発言をしていたそうだ。
さよなら、そして有難う。
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