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昨日、偶然でも言えますが、奈良さんにインターヴューをした。
「渡部篤郎」にとても似ている奈良さんは、素晴らしい才能を持っているにもかかわらず、実に親切な方でした。
Q:あなたの芸術生涯において、いわゆる分岐点とかありますでしょうか。
A:ないと思います。地理的に日本中にあちこち行ったり来たり、ドイツに行ったり来たりはしていたが、僕にとって、どこに行っても同じ。どこに行っても、その時にその場所で描きたいことを描く。それだけです。評論家たちは僕の創作生涯を何段階を分けているようですが、僕自身はそれを考えたことがありません。もし考えてしまうなら、僕は僕でなくなるんです。
Q:作品の商品化についての考え?
A:僕の作品の値段はだんだん高騰していく。本当に僕の作品を愛する人は買えない。そんなに好きじゃない人は買ってしまう。というのは今の状況です。
ファンのみんなのためでも言えるんです。しかし、大きいな製作会社は絶対断る。どんなに有名でも。
Q:少女はどうして時々ナイフを握るでしょうか。
A:わからない。この質問に対して抗議です。警察が殺人犯に対して、「どうして人を殺したなの?」と同じなんです。わからない、考えたことがない。心の中に表現したいものをそのまま描き出す、それだけです。
自然体、自由人、正真正銘の芸術家、奈良美智。
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